ラバーダム/植田谷堰

荒川の支流の鴨川に植田谷堰という堰があります。

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ちょっと変わった堰で、コンクリートではなくゴムのようです。
操作設備を見ると、「ラバーダム」と書かれていて、さらに空気で膨らませているようです。
風船のような感じで堰き止めいるようですが、よく流されないものですね。

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「ゴム引布製起伏堰」と言うようで、全国にけっうあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%A0%E5%BC%95%E5%B8%83%E8%A3%BD%E8%B5%B7%E4%BC%8F%E5%A0%B0

植田谷堰という名前なので、ここから鴨川右岸の水田に水を引いていると思い、かねがね水門と水路を探していたのですが、見つかりません。

今日、昭和49年建立の「植田谷堰之碑」を見つけたので、読んでみました。
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これによると、慶長5年に伊奈氏が備前堤を築いて関沼溜井を築いたことが始まりで、昭和11年鴨川改修に伴い現在位置に移築。しかし近年都市化に伴う水質悪化により農業用水として使えなくなった。そこで新たに地下水を農業用水の水源として使うということになり、昭和47年に井戸の鑿井工事が完了したので記念して碑を建立したと書かれています。

とすると、今の堰は何に使われているのでしょうか...。

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