子持山(1296m)を登ってきました

関越道を赤城IC付近から西の山を見ると、顕著な岩のハングのある山がありますが、それ。が子持山です。南から見ると、西側の小野子山(1208m)ときれいに並んで見えます。

小野子山は2年前に登ったことがありますが、なだらかな山でした。似たような標高の山ですが、小野子山よりも子持山の方が新しい火山(といっても約90万~20万年前に活動)だそうです。

今日は子持山に出かけます。朝7時に家を出て、9時前には南側の子持神社の林道に入ります。かなり細い林道なので大丈夫だろうかと思いましたが、神社を過ぎてしばらく登ると5号橋付近の駐車場に到着しました。他にも結構止まっていました。

ここから標高差650mです。左右に大きな岩が聳える林道を歩きますが、上の方にも駐車場は結構ありました。6号橋からの登山道を見送り、7号橋の登山口から登ります。登山届けのポストがあったので、記入して出発します。
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沢沿いに登りますが、すぐ左側に屏風岩が頭上高くそびえていて圧倒されます。今日は御嶽講の白装束の人が何やら叫んでいたので、長居しづらくそのまま通り過ぎます。クライミングルートがあるはずですが、よくわかりませんでした。

そのまま沢沿いを歩くと、湧き水の水飲み場があります。そこで水は涸れますが、尾根までは結構あって急斜面をジグザグに登っていきます。1時間ほどしてだいぶ暑くなってきたところで獅子岩(大黒岩)下の尾根に出ます。ここは風があって涼しいです。

ここから獅子岩の東側を巻く急登になります。が、すぐにアクシデント発生。1年生がひっくり返って一回転してしまい、頭から出血(>_<)。こんな早くこけるとは思わなかったので注意不足でした。子どもの場合は頭保護のためにも帽子をかぶった方がいいですね。

獅子岩の上に出られるコースもあるのですが、危ないのでパスしてそのまま山頂に向かいます。一つニセピークがあってがっかりさせられますが、祠のある分岐まで尾根を歩きます。振り返ると獅子岩とその上で休んでいる人がよく見えます。子連れでは落ちそうでくつろげない感じですね。
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ここから急登になって、岩尾根をロープを使ったりしながら登ります。子どもも楽しんでいました。やがて山頂に到着。山頂には「十二山神」と書かれた石碑が建っています。この辺りの山の神は「十二山神」というのでしょうか。小野子山の西の方にも「十二ヶ岳」という山もあるし。Wikipediaによると12月12日が山の神の日らしいので、そこからきたのでしょうね。
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霞んでいたこともあって周囲の展望は今ひとつでしたが、谷川岳方面の残雪はほんの少しだけになっていました。

下山は、大タルミ経由で下ります。祠まで岩尾根を慎重に下り、祠から大タルミに下ります。岩場ではありませんが、かなり急な下りで、ゆるくなると大タルミです。木々の間から獅子岩のハングが見えました。獅子岩にはフリーのマルチピッチルートがあるそうですが、見えている方の反対側がルートのようです。多分ハングにもボルトが打ってあるのでしょうね。
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ここから沢に入ります。面白い岩がたくさんあって楽しめます。こちらはローソク状の岩です。ちっょとハングしていてトップロープにしたら楽しめそうですが、裏側からでも簡単には登れませんね。
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これは素晴らしい形で、ハイヒール型の岩です。「ハイヒール岩」と命名したいですね。
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ゴルジュ状の地形です。岩は八ヶ岳西面のような感じのゴツゴツしたものですが、もっと柔らかくて鳳来の凝灰岩のような感じです。
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アクシデントもありましたが、岩が多くて楽しい登山でした。

タイム:
車9:15--10:16獅子岩下の尾根--11:45山頂12:15--13:50車

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