人口ピラミッド作成サイトを公開ました

人口ピラミッドは社会科や地理の資料でよく使われますが、Excelで作るのは結構面倒です。
参考:Excel2007で人口ピラミッド作成 https://ktgis.seesaa.net/article/200812article_6.html

そこで、男女・年齢別人口を貼りつけるだけで人口ピラミッドを作成するWebサイトを作成しました。
http://ktgis.net/lab/etc/pop_pyramid/index.html

この作成にはHTML5のグラフィック表示機能を利用しているので、古いブラウザ(Internet Explorer8以前など)では表示できないことがあります。

使い方は、Excelから年齢別人口をコピーしてテキストボックスに貼りつけるだけで簡単です。色の設定なども可能です。
取りあえず「サンプル表示」を試して頂ければと思いますが、参考までに2010年国勢調査による各歳人口ピラミッドを表示してみました。

人口ピラミッドでは5歳階級なども使われますが、各歳で見るとコーホートごとの戦争や丙午による出生数の減少、ベビーブームの影響が読み取れて興味深いものがあります。

全国:二つのベビーブーム世代が特徴です。第三次ベビーブームはなさそうです。
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東京都:20~30歳代が多くのですが、合計出生率が低く、子どもが少ないという特徴があります。
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埼玉県:郊外型です。35歳前後の第二次ベビーブーム世代が多くなっています。
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群馬県:平均型です。全国の人口ピラミッドとだいたい同じ形状をしています。
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青森県:地方型です。20歳代が少なく、35歳前後の第二次ベビーブーム世代の規模が小さいことが特徴です。
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沖縄県:合計出生率が高く、子どもが多くなっており、日本国内では特異な形状を示します。
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類型についてはこちらを参考にして下さい。
谷 謙二(2008)1920年から2005年にかけての都道府県ごとの年齢構造の変化とその類型化-コーホートごとの人口分布変動-.埼玉大学教育学部地理学研究報告,28,1-24.

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